ニッティングバード

ニット専門のウェブマガジン

手横と手横の製品について

「手横と手横の製品」について話したいと思います   手横とは「手動式横編機」の略で世界のニットの生産の9割(ほとんどが中国生)を作っていると言われています。手動によりキャリアを横に動かして編んで行く機械で、日本にも戦後、ニットの生産が始まり、手横によるニットの製造が増えた時期もありましたが、人件費がかかるのと工業用のニットマシーンの普及により今日では日本で量産のために使われている手横はほとんどありません。   手横はどのような編方が向いているのか   手横はリ天竺やリブ、畦など目を前後に移動しない編方に向いています。交差...

ニットの度目について

ニットの「度目」について話したいと思います。     度目値と度詰・度甘について ニットのループの目の大きさの値を「度目値」といいます。 数値が大きくなるほど目が大きくなり(粗く)なり、小さくなるほど目が小さく(詰まる)なります。 度目が粗くなっている事を「度甘」小さく詰まっていることを「度詰」と呼びます。 手横や家庭用編機の場合度目値は1目毎に変更する事は基本的にはできず(工業機や手編みは可能)、1段毎の変更は可能です。 (工業機の場合はプログラミング、家庭機の場合はダイヤル、手横の場合は蝶ねじにて度目の調整を行いま...

ゲージと番手について

今回は「ゲージと番手」について話したいと思います。   「1inch(2.54cm)の中に何本ニードル(針)が入っているのか」で表す事ができます。(GGという単位で表します)   7ゲージの場合1inchの中に7本、1mの中に280本。 10ゲージの場合1inchの中に10本、1mの中に400本針がある計算になります。 5G以下(1.5、3、5Gなど)は「ローゲージ(コースゲージ)」と呼ばれ、 7、8、10ゲージは「ミドルゲージ」、12ゲージ以上は「ハイゲージ(ファインゲージ)」と呼ばれています。 一般的に横編で成形す...

ニットの三原組織について

横編での編地の種類で代表的なものが三原組織、組織柄、ジャカードの3つに分けられます。   今回は「三原組織」について説明したいと思います。 織の三原組織は平織、綾織、朱子織ですが、編(ニット)の三原組織は天竺、リブ、ガーターの3つが基本となります。三原組織は表目、裏目のみを使った編地です。   天竺について 天竺は平編やメリヤス編とも呼ばれ、縦、横方向とも同じ編組織が連なった編地で、使われことが最も多いベーシックな編地です。 編地の特徴としては表側にくるりとカールします。表と裏で見え方が違います。 表     ...

織物と編物(ニット)の違いについて

織物と編物(ニット)の違いについて話したいと思います。 織物は基本的に縦糸と横糸が直角に交差して組織を形成し、編物はループによって組織を形成します。       織物とは縦糸と横糸が直角に交じり、隣りの糸と密着して平面的に連なって面を形成する織地です。織物は、縦横方向に伸縮性があまりなく、通気性が低く、シワになり易いです。 (糸や織方にもよりますが、ここでは編物と比べた時の基本的な織物全般を指します。上の写真は織物の中でも、「平織り」と言われる織物の組織です。 青色が縦糸で赤い色が横糸です。)   &n...

編物(ニット)の種類について

編物の種類について紹介したいと思います。   編物(ニット)と呼ばれるのは大きく分けて基本的な3つの編方、機械が存在します。       横編(横編機)   一般的にニットと言われている物で、1本の糸を左右に往復させループを作り編目を成形をする事ができる編方。多品種、小ロット、成形の商品に向いています。フルファッション編機などがあります。           経編(経編機) &nbs...