ニッティングバード

ニット専門のウェブマガジン

「糸の選び方」ニットデザイナーになってまず始めにやること

「横編みのニットの製品」をつくるのは、ベテランのデザイナーでも難しい!? ファッションの専門学校や、企業で取引するための布帛のデザイン・パターンなどとは違い、 「横編みのニット製品」を作るには、ニットの技術や専門的な知識が必要になります。 これは、「横編みニット製品」が布帛の構造や生産方法とは全く違い、糸1本から編地やデザイン・パターンを想像して、さらには機械をありきで生産を考えなければいけない為、布帛のようにパターンを引き→トワルを組んで→縫製してみるという作業を行うことが出来ません。 作り方がわからないからと言って、ニットサンプルを持ち込み同じようなモノを作って欲しいとと工...

「ニット」と「編み」の言葉の違い。

「編み物」や「ニット」の言葉の意味を考えたことありますか? 日本語としての「編み物」と英語としての「Knit(ニット)」はそれぞれ多義的であり、「編み物」イコール「ニット」とは言えない部分があります。 今回はそれぞれの意味の本質についてひも解いていきます。 辞書での意味 編むという言葉は大きく分けて3つに分けられます。 ①糸や籐や髪などを互いに絡み合わせて、一つの形を作ること。 ②映画にもなった三浦しをん氏による小説『舟を編む』にあったように、文章を集め、編集して本を作ること ③スケジュール・計画を組むということ。 日...

ROOM BLOOMのショールームで指編みラグマットをつくろう!

「編み物」をしているとついつい身の回りのモノを「編み物」でいっぱいにさせたくなります。 それは「編み物」のフォルムと触り心地が独特で、自分でつくったモノに愛着が湧くのではないからではないでしょうか? 今回ニッティングバードでは大阪・谷町の鎗屋町にオープンしたペイントブランド「ROOMBLOOM」期間限定ショールームをお借りして様々なインテリアをつくってみました。 「編み物」の楽しいところは、比較的簡単に椅子やテーブルを編めてしまうところ。 普段使っている洋服やアクセサリー小物で使う糸でも、椅子などを包むように編めばクッション性も加わり雰囲気が...

裂き編み糸 DOKI DOKIのワークショップ / Back Ground Festa @阪神梅田本店 8F

2016年6月1日~6日まで梅田阪神百貨店本店にて行われる、『BACK GRAOUND Festa vol.1ーモノをツクルというコトー』にて裂き編み糸DOKI DOKIで作る指編みラグのワークショップをします。 裂き編み糸DOKI DOKIとは? 生地を裂いて、手織りや手編み用に使う糸を裂き編み(織り)糸と言います。 生地の裂き方は様々ですが、普通の裂き編み(織り)用の糸は生地に対してバイアス(斜め45°)でカットします。 バイアスでカットすることによりほつれ辛く、生地の特性を生かした柔らかい糸として使用することが出来ます。 このカットした生地を何本も用意して、ハタ...

新しいニットの素材展/1st Knit Material Fair in Yamanashi

これもニット?あれもニット? 以前’ニット業界の縁の下の力持ち’としてご紹介した「ニットマテリアル」が 2016年6月3日~4日にニットの素材展「1st Knit Material Fair in Yamanashi」を開催します。 ニットの糸と・後加工をメインにした素材展で今回は、紡績メーカー・撚糸メーカーの他に、染色、洗い加工、プリーツ加工等などの後加工業者も多数出展。 チーゼル起毛のコーナーや接結編み(接結糸)のコーナーなども展示し、「後加工」だけでここまで風合いや、見た目が変わるのかというのが学ぶことが出来ます。 ニット業界としても、関東近郊(東日本)の地...

ニットスニーカーの進化 アディダス編

今回は「ニットスニーカーの進化 アディダス編」について話します。 前回の「ニットスニーカーの進化 ナイキ編」を読むとさらに理解が深まります。 addidas original Tubular Doom Primeknit Reflections Pack addidas original(アディダスオリジナル)のTubular Doom PK(チュブラードゥームPK)を紹介します。 90年代のランニングテクノロジーとタイヤのチューブから着想を得て開発されたチュブラー。 今年に入りアディダスはDoom(ドゥーム) 、Defiant(デファイアント)、X(エックス)、...

ニットスニーカーの進化 ナイキ編

昨今のスニーカーブームの一つのトレンドとして、「一体型ニットアッパー」を採用したスニーカーが増えてきました。 特にNIKEとadidasは最新技術の1層構造のニットを使用した製品に、NIKEは「Flyknit(フライニット)」、adidasは「Primeknit(プライムニット)」と名付け、お互いが競い合うように新製品を出しています。 今回はデザイン、素材、生産プロセスなどを考慮して作られている「ニットスニーカー」のお話をします。 ナイキフリー5.0フライニット アッパーがニットは珍しい? スニーカーのアッパーがニット製品なのは10年以上前から存在しますが、それはT...

手芸糸と工業糸の違い

一般の人が手編みに使う手芸店で買える「手芸糸」とアパレルやメーカーが工場の機械で編むために使う「工業用糸」の違いについて話したいと思います。 巻いてある状態の違い 手芸糸とは一般の人が、手芸店で買える糸を指し、皆様が普段一番目にしている糸になります。 糸の形状としては、40g~60gぐらいの玉の状態で販売されています。(この玉というのは、一般の人が想像する丸い毛糸玉や、玉巻器で巻いた玉の状態とは異なります) 玉の状態の手芸糸 また、「手芸用糸」には紡いだ糸を綛(かせ)の状態に巻いた「かせ糸」もあります。 手編み糸は染色するために100g~200g位...

うめだ阪急10Fスーク中央街区パ ーク 2016年3月9日~15日

2016年3月9日~3月15日までうめだ阪急10Fスーク中央街区パークにてニッティングバードからついに本格的に「オリジナル糸」を始め、AMOのワークショプも開催します。 ニッティングバードから新しい糸の発表 WAKUWAKU-わくわく- 1/0.08 糸の原料となる原毛を長い棒状にした繊維の綿をスライバーと言います。 スライバーそのままでは、切れやすく、毛羽立ちもしやすいので糸としてては×。 今回は英式紡績をする中で少しだけ撚りをかけ、染色の段階で軽く縮絨することで、普通のスライバーとは違う糸としてのクオリティーが出るようにしました。 しかも、単純に肌触りが良いだけのメリ...

横編ニット+異素材の可能性と分析 ★前編★

「*横編ニット+異素材の可能性」についてをお話しします。 増えてきた「ニット+布帛」の製品 ここ数年で「ニット+布帛」は一つのトレンドで、異素材同士をドッキングした製品はかなり増えてきました。異素材ドッキングとして提案することで他の商品との差別化しやすく、またハイブリッドな感覚が今の時代感に合っていると思われます。しかしながら多くは、横編ニットではなく丸編で編まれたニット組織の生地(ジャージーやスウェットのような裏毛)と織組織をドッキング縫製した製品です。(丸編ニット+布帛) ブランドとしてニット製品三型から始まり、「ニット+布帛」使いに定評がある、パリコレクションに参加...

スークなアートフェス@阪急うめだ10F うめだスーク中央街区

2016年2月3日~9日まで阪急うめだ本店10F うめだスーク中央街区『スークなアートフェス』にてproefのフルラインが並んでいます。定番のフロッキータイツやepoxyとpasシリーズのアクセサリーの他ニットスヌードと共に初めてニット帽とニットハットが販売されます。またニッティングバードとしてはAMOの糸とキット販売、ニットのワークショップを行います。 『スークなアートフェス』 場所:阪急うめだ10F うめだスーク中央街区 期間:2/3 -2/9 日曜日~木曜日:午前10:00-20:00(最終日2/9は17:00まで) 金土曜日:午前10:00-21:00 ...