ニッティングバード

ニット専門のウェブマガジン

今週の編地3〜フェザーヤーン×モールヤーン〜

モールヤーンを引き上げ、間にテディベアのぬいぐるみのようなフェザーヤーンを編み込んだ編地です。 動物の毛のように見える編地 編み組織:引き上げ編(タック) 家庭機:3G 混率:フェザーヤーン ポリエステル100% モールヤーン ポリエステル60% コットン25% ナイロン15% ...

今週の編地2〜蓄光糸〜

特殊加工により、ウール100%の糸に蓄光塗料を含ませた編地です。 見た目は普通の編地、影があるとこだけ光って見えます 編み組織:表天竺 家庭機:7G 混率:ウール100% 20分ほど太陽光、または電気の光を当てると5分ほど強い光を放ちます ...

今週の編地1〜方眼編〜

今週から僕自身が手編み、工業機、家庭機、手横などを使用し編立てた「編地」を紹介したいと思います。 配色使いの方眼編 編み組織:方眼編(配色使い)      7目6段1模様 手編み:6号のかぎ針使用 混率:ウール70% アクリル30% ...

リンキング(横編みニットの縫製方法)について

横編ニットの特殊な縫製方法の「リンキング」について話したいと思います。布帛はパターン通りにカットしたパーツを本縫いミシンや、ロックミシンなどを使用しドッキングさせます。 横編のニットは主に、成形編したパーツを「リンキングマシーン」と呼ばれる機械で「リンキング」という特殊な方法で縫製されます リンキングマシーンの種類 ダイヤルリンキングマシーン もう製造は中止していますが、シルバー精工という会社が家庭用の編機向けに「ダイヤルリンキングマシーン」を発売していました。普通のミシンのようにコンセントにつないで足で踏んで縫製するタイプで、家庭器(家庭用編機)で7G前後の編機で編んだ編...

撚糸について

撚糸とは? 撚糸(ねんし)とは「繊維がばらばらにならないようにねじりをかけること」で、糸は撚り(ねじり)をかけられることによって毛羽立ちにくいひとつの束になり、糸としての強度が出て初めて織ったり編んだりにするための糸となります。 糸の原料となるスライバーと比較するとわかりやすいと思います。 左が撚糸をしていないスライバーそのもの。右が撚糸をした糸。 スライバーそのものだと、繊維が絡み合っていないのですぐに切れてしまいます。機械編みではより、糸の負荷がかかり切れやすいので必ず撚糸は必要になります。 撚糸の種類 撚糸には『S撚り』と『Z撚り』があります。...

2月10日は『ニットの日』『ツーテンの日』

2月10日は『ニットの日』と呼ばれています。 2010年2月10日(ニットの年のニットの日)には『ツーテンの年ツーテン日』ということもあり、大阪通天閣で特別なイベントがありました。それを記念して大阪の象徴である通天閣に赤色のマフラーが巻かれました。マフラーは幅約2m、長さ約35mのネックウォーマー型のマフラーで、高さ103mの通天閣の首にあたる部分に巻かれました。 2月9日は語呂合わせで『服の日』と呼ばれ、2月10日は『ニットの日』と呼ばれています。『ニットの日』とは横浜手作りニット友の会が1984年に制定しました。1994年には、日本ニット工業組合連合会が全国的な記念日と...

KEiKAのニットブーツについて

KEiKAのニットブーツについて話したいと思います。 KEiKAとは婦人靴デザイナー山本景化氏による神戸発のオリジナルのブーツブランドです。特にニットでできたブーツが有名で、KEiKAのニットブーツは全て島精機製作所の横編機ホールガーメント(島精機製作所登録商標)により、一本の糸から片足まるごと編み上げ作られています。 このブーツは世界で初めて継ぎ目の無いニットブーツ(シームレス・ニットブーツ)で、特許(第3641634号)も取得しております。 シームレス・ニットブーツ従来のレザーや布帛のブーツではない特徴があります。 無縫製のニットで出来ているのでとても軽く、ソフ...

紡毛糸と梳毛糸について詳しく解説!

羊毛や獣毛(カシミア、モヘヤ、アルパカ、アンゴラなど)をどのように紡績したかにより、「紡毛(ぼうもう)糸」と「梳毛(そもう)糸」と糸の呼ばれ方が違います。 それぞれの違いについてお話しします。 紡毛糸 紡毛はで短い毛足の原毛を紡績して糸を作ります。 繊維の方向が一定でなく、太さが均一ではなく、糸そのものをやわらかさ生かして撚り甘く仕上げている糸がメインです。 一般の人が想像する毛糸と呼ばれるものがこれにあたり、糸の表面がふわふわして毛羽立っていて保温性に富んでいます。 また起毛加工にも向いており、二次加工によって毛をさらに出すことで風合いが増します。 ピリング(摩擦により繊維...

ニットブランドwebサイトまとめ〜その1〜

今回はニットをメインにクリエーションをしている、デザイナーズブランドの紹介です。   Sandra Backlund サンドラ バックランド 2006年イエール国際モードフェスティバルグランプリ受賞、ハンドニットを中心に規制破りのローゲージニットを編み構築的で立体的なニットを作っています。   Sonia Rykiel ソニア リキエル 言わずと知れた「ニットの女王」ことソニア リキエル氏は普段着としてのニットからモードでラグジュアリーなアイテムに変えた先駆者です。   Qiu Hao チウ ハオ オー...

Japan in East Knit〜ジャパン イン イースト ニット〜

  「ジャパン イン イースト ニット」について話したいと思います。   JAPAN IN EAST KNIT (ジャパン イン イースト ニット)とは、佐藤繊維株式会社社長、山形ニット組合理事長の佐藤正樹理事長が発起人となり、東日本大震災で被害を受けた福島県、山形県を中心にジャパン イン イーストニット(東日本ニット産地交流会)となって活動、並びに展示会を開催し始めました。東日本ニット産地交流会は福島県、山形県、新潟県五泉市、群馬県太田市の約30社の産地が一つになり、ニット業界を盛り上げ、メイド イン ジャパンのニットを広める活動を行っています。...

ジャパン ベストニット セレクション 2011

2011年12月6~7日にかけてジャパン ベストニット セレクション 2011 の開催が決定いたしましたのでお知らせさせていただきたいと思います。   「ジャパン ベストニット セレクション」はニット専門の展示会としてジャパンクリエーションから独立し今回で4回目の開催となります。 近年、ニットの重要が増加している背景とニットだけに特化した内容となっており、回数を重ねるごとに来場者を増やし、多くの商談が期待される展示会となって来ています。   前回のジャパン・ベストニット・セレクション 3rd Editionの様子。 ニット業界の方は足を運んでみてはいかがでしょう...