ニッティングバード

ニット専門のウェブマガジン

「Knittingbird オリジナル糸 第一弾」

Knittingbirdでオリジナルの糸を作りました。ニットのOEM・ODMをメインとするKnittingbirdですが、ニットに関することならなんでも首を突っ込みたいという思いと、いつか糸も作りたいなという思いが形になりました。きっかけは、お取引先様に特殊な機械を見せていただくところから始まりました。そこには特殊なリリアン編機があり、通常は炭素繊維を編んで自動車の工業用部品の一部や医療用に使う心臓のバイパスに使うための部品を作っていました。そんなリリアン編機を使いニット用の糸として今回は作らせていただきました。原毛から撚糸して糸を作るのではなく、工業用...

Covo di pecora platino〜コヴォ ディ ペコラ プラティーノ〜(金髪羊の隠れ家)@阪急うめだ本店

11月21日にリニューアルオープンした阪急百貨店うめだ本店10階うめだスークに佐藤繊維株式会社様が手芸とワークショップを体験できるショップ「Covo di pecora platino(コヴォ ディ ペコラ プラティーノ)」(イタリア語で金髪羊の隠れ家)をオープンされました。「Covo di pecora platino(コヴォ ディ ペコラ プラティーノ)」は佐藤繊維株式会社様の佐藤社長がデザインする糸ブランド、Accessory yarn MASAKI〜アクセサリーヤーンマサキ〜を中心に糸を主役に考え、糸そのものの良さを伝え、ワークショップが体験出来るショップになっ...

今週の編地4〜スレッド模様〜

家庭用編機のパンチカードを使い、モールヤーンを地糸にカラフルなモヘアのネップヤーンを別糸に使い「スレッド編」をして、さらに渡らせた糸を引き上げ編した編地です。 スレッド編はインレイ編、挿入編とも呼ばれ、地糸の編立中に別糸(スレッド糸と呼ぶ)織り込む編方です。家庭用編機の独自の編方で 独特の編目に表情が出ます。 工業用編機(自動機)ではインレイ編機という機械でも同じような編方は可能です。しかし、今回のスレッド編は、糸を渡らせ、数十段の引き上げ編など複雑で手を使わないと編めない編方をしています。スレッド編+引き上げ編編み組織:スレッド模様 家庭機:Brother KH881 P...

今週の編地3〜フェザーヤーン×モールヤーン〜

モールヤーンを引き上げ、間にテディベアのぬいぐるみのようなフェザーヤーンを編み込んだ編地です。動物の毛のように見える編地編み組織:引き上げ編(タック) 家庭機:3G 混率:フェザーヤーン ポリエステル100% モールヤーン ポリエステル60% コットン25% ナイロン15%...

今週の編地2〜蓄光糸〜

特殊加工により、ウール100%の糸に蓄光塗料を含ませた編地です。見た目は普通の編地、影があるとこだけ光って見えます編み組織:表天竺 家庭機:7G 混率:ウール100%20分ほど太陽光、または電気の光を当てると5分ほど強い光を放ちます ...

今週の編地1〜方眼編〜

今週から僕自身が手編み、工業機、家庭機、手横などを使用し編立てた「編地」を紹介したいと思います。配色使いの方眼編編み組織:方眼編(配色使い)      7目6段1模様 手編み:6号のかぎ針使用 混率:ウール70% アクリル30%...

リンキング(横編みニットの縫製方法)について

横編ニットの特殊な縫製方法の「リンキング」について話したいと思います。布帛はパターン通りにカットしたパーツを本縫いミシンや、ロックミシンなどを使用しドッキングさせます。 横編のニットは主に、成形編したパーツを「リンキングマシーン」と呼ばれる機械で「リンキング」という特殊な方法で縫製されます リンキングマシーンの種類ダイヤルリンキングマシーンもう製造は中止していますが、シルバー精工という会社が家庭用の編機向けに「ダイヤルリンキングマシーン」を発売していました。普通のミシンのようにコンセントにつないで足で踏んで縫製するタイプで、家庭器(家庭用編機)で7G前後の編機で編んだ編...

CARIAGGI LANIFICIO S.P.A (カリアッジ社)

イタリアの紡績メーカーCARIAGGI LANIFICIO S.P.A (カリアッジ社)について話したいと思います。CARIAGGI LANIFICIO S.P.A(カリアッジ社)は世界中の名だたるラグジュアリーブランドにカシミヤの梳毛、紡毛糸を提供するイタリアの紡績メーカーです。1958年に創業して以来、高品質な糸を提供し続けデザイナーの感性を刺激し続けています。カリアッジ社の糸は原毛の繊維の幅が15.5μ以下、長さが38mm以上と決められています。原毛となるカシミヤは、内モンゴルのアラシャン地方生息するカシミヤ山羊の原毛を使用しています。アランシャン地方は独特の天候...

撚糸について

撚糸とは?撚糸(ねんし)とは「繊維がばらばらにならないようにねじりをかけること」で、糸は撚り(ねじり)をかけられることによって毛羽立ちにくいひとつの束になり、糸としての強度が出て初めて織ったり編んだりにするための糸となります。糸の原料となるスライバーと比較するとわかりやすいと思います。左が撚糸をしていないスライバーそのもの。右が撚糸をした糸。スライバーそのものだと、繊維が絡み合っていないのですぐに切れてしまいます。機械編みではより、糸の負荷がかかり切れやすいので必ず撚糸は必要になります。撚糸の種類撚糸には『S撚り』と『Z撚り』があります。...

2月10日は『ニットの日』『ツーテンの日』

2月10日は『ニットの日』と呼ばれています。2010年2月10日(ニットの年のニットの日)には『ツーテンの年ツーテン日』ということもあり、大阪通天閣で特別なイベントがありました。それを記念して大阪の象徴である通天閣に赤色のマフラーが巻かれました。マフラーは幅約2m、長さ約35mのネックウォーマー型のマフラーで、高さ103mの通天閣の首にあたる部分に巻かれました。2月9日は語呂合わせで『服の日』と呼ばれ、2月10日は『ニットの日』と呼ばれています。『ニットの日』とは横浜手作りニット友の会が1984年に制定しました。1994年には、日本ニット工業組合連合会が全国的な記念日と...

KEiKAのニットブーツについて

KEiKAのニットブーツについて話したいと思います。KEiKAとは婦人靴デザイナー山本景化氏による神戸発のオリジナルのブーツブランドです。特にニットでできたブーツが有名で、KEiKAのニットブーツは全て島精機製作所の横編機ホールガーメント(島精機製作所登録商標)により、一本の糸から片足まるごと編み上げ作られています。このブーツは世界で初めて継ぎ目の無いニットブーツ(シームレス・ニットブーツ)で、特許(第3641634号)も取得しております。シームレス・ニットブーツ従来のレザーや布帛のブーツではない特徴があります。無縫製のニットで出来ているのでとても軽く、ソフ...