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織物と編物(ニット)の違いについて

織物と編物(ニット)の違いについて話したいと思います。
織物は基本的に縦糸と横糸が直角に交差して組織を形成し、編物はループによって組織を形成します。

 

 

 

織物とは縦糸と横糸が直角に交じり、隣りの糸と密着して平面的に連なって面を形成する織地です。織物は、縦横方向に伸縮性があまりなく、通気性が低く、シワになり易いです。

(糸や織方にもよりますが、ここでは編物と比べた時の基本的な織物全般を指します。上の写真は織物の中でも、「平織り」と言われる織物の組織です。 青色が縦糸で赤い色が横糸です。)

 

 

 

編物とはループを作り、そのループに次の糸を引っ掛けて連続してループを作り面を形成する編地です。
編物は、縦横に伸縮性があり、通気性が高く、シワになりづらいです。

(糸や編方にもよりますが、ここでは織物と比べた時の基本的な編物全般を指します。上の写真は天竺やメリヤスと呼ばれるニットの代表的な組織です。)

 

 

 

横方向の編目をコースといい。

 

 

 

縦方向の編目をウェールといいます。

 

 

ループは基本的には横方向に進みますが、前回話したようなミッソーニのような経編は、縦方向に編目を形成して行きます。ニットはこのループにより、布帛には無い独自の風合いや、着心地が出ています。

 

僕自身、布帛のデザインではなく何故ニットを中心にデザインをしているのかというと、大量生産された物でもクラフト感と暖かみがあり、優しさやぬくもりを感じる事ができるからです。(手編みに関しては特にその特徴が良く出ています)

また、ニットの場合糸1本から自分で組み合わせ、編方を決めて、カタチを作る。という1人の人間がテキスタイルの開発からカタチを作ること(布帛で言うパターンナー的な仕事)まで一貫して行なう事にやりがいと楽しさを見い出しています。


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