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ゲージと番手について

今回は「ゲージと番手」について話したいと思います。
ゲージ
 

1inch(2.54cm)の中に何本ニードル(針)が入っているのか」で表す事ができます。(GGという単位で表します)

 

7ゲージの場合1inchの中に7本、1mの中に280本。

10ゲージの場合1inchの中に10本、1mの中に400本針がある計算になります。

5G以下(1.5、3、5Gなど)は「ローゲージ(コースゲージ)」と呼ばれ、

7、8、10ゲージは「ミドルゲージ」、12ゲージ以上は「ハイゲージ(ファインゲージ)」と呼ばれています。

一般的に横編で成形するにあたって、18ゲージまでが許容とされています。

それ以上のゲージで編まれた編地はカットされて成形されるか、丸編機などで作られます。

機械のゲージと、ゲージ出しは違う。

機械編みでも小さめのスワッチを編んで「10c×10c」の中に何目何段あるかとゲージ出しをしますが。
これが、「ゲージ=ゲージ出し」になることはほとんどありません。
別記事「ニットの度目について」にあるように編む緩さを決めれるので、スワッチを測ったときに2.54cに3目あったからといって「3ゲージ」になるというのは別です。

番手とは「糸の長さと太さを表す単位」で、1kgの中に糸が何mあるのかを表します。

 

1kgの中に糸が1km(1000m)あるのを1番手と呼びます。

1/1という糸の表記は、「1本の1番手の糸」という表記で、2/12は「2本の12番手の糸」という表記で「12番双(そう)」と読みます。1/30は「サンマル単(たん)」、3/32は「サンニ,三本子(みっこ)」、5/48は「ヨンパチ多本子(たっこ)」と読まれます。

 

番手には「適正ゲージ(その糸に対して最も適しているゲージの大きさ)」というものがあり、

1/7(七番手) は7ゲージ、1/5(5番手) は5ゲージ、1/3(3番手) は3ゲージが適正となります。

この適正ゲージというのはあくまでも目安で、糸の素材や形状、本数、または天竺やリブなど編方によっても変わります。

また、わざと度目をきつく編んだり、甘く編んだりもしますので1本の糸を見てゲージや編方を決めるには知識と経験が必要と言えるでしょう。

 

 

適正ゲージの算出方法(目安)

 

2/20×1(20番手の双糸を1本取)

20÷2=10   適正ゲージ 10G

 

2/28×2(28番手の双糸を2本取)

28÷2÷2=7   適正ゲージ 7G

 

1/30×3(30番手の単糸を3本取)

30÷3=10   適正ゲージ 10G

 

2/52×2(52番手の双糸を2本取)

52÷2÷2=13   適正ゲージ12G、または14G(13Gの編機は存在しないため)

手編みの糸の表記

手芸糸として手編み使われている糸は「極細、中太、極太」など糸の太さを参考にするために目安が書いてあります。
これは手編みの業界が始めた、一般の人に糸の太さに簡単に覚えてもらおうという試みですが、様々な糸が出ている昨今では、この方法表記するとめちゃくちゃ太い糸を超々々々極太の糸などの表記をしなければならないので得策とはいえません。また、糸会社ごとの表記も曖昧なことと、手織りの業界では番手で表記して糸の太さを実際に知っている人が多いので手編みも番手表記に将来的に戻ったらと思っています。


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