ニッティングバード

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ニットの見積について

「ニットの見積」について話したいと思います

 

 

ニットは布帛と違いコストの算出方法が違います。

工場やOEMと直接取引する場合、失礼の無いように(節度のある値下げ交渉が出来るように)最低限知っておかなければならない事があります。

 

大まかな内訳は下記の通りです。

 

編立代(編立時間によって変動)+糸代(糸量)+縫製代(主にリンキング)=1枚あたりの製造コスト

 

 

1 ニットは編立の時間によってコストが変わります。1枚あたりの編立の時間単価もそうですが、コンピュータによる柄組や糸を取り付ける時間、サンプルスワッチの編立なども含まれます。(手横による量産が安いのは、中国生産という背景もありますが柄組の必要がなく、すぐに編立可能という理由があげられます。また、天竺は一番編立の時間がかからないたため安いとされてます。)

 

2 ニットは糸代(糸量)がとても大事なコストの一つになります。布帛に比べてカット率が少ないは良い事ですが、糸自体は布帛に比べて重いので、ニットではデザイン的な要素があるのと同時に糸の節約を含めて寄せ柄などが使われています。(糸代が高い場合は編立ての時間が短いもの、編立の時間が長い場合は糸代が安いものというバランスの考え方を常に頭の隅に入れておくと良いでしょう。)

 

3 縫製代はパターンによる編地のカットしが必要の場合別途裁断料が発生します。本縫いやロックミシンを使う事もありますが、多くの場合は成形した編地の端の目を拾って、縫い代なしで一目一目穴に針を入れて行くンキングミシンという縫製縫製方法を使用します。リンキング1本(1周り)約100円〜(1針0.28円〜)ゲージによって値段は変わります。

*ここで表記の値段は目安です。

 

この3つの事柄を軸に、デザイナーや企画は直接取引を行うと良いでしょう。しかしこの他にも工場側はもっと細かく計算して製造コストを出します。

 

 

1 編立・・・時簡単価を算出。稼働20時間、稼働率80 %。

 

2 編地整理・・・1人いくら〜

 

3 下蒸(ガーメンとの場合、縮絨する前に伸ばさないよう周りを縫い用スチームアイロンが必要)・・・一人いくら〜

 

4 縮絨・・・1kg〜

 

5 裁断(パータンによるカットが必要の場合)・・・裁断箇所、大きさによって変動。

 

6 縫製(本縫い、ロックミシンが必要の場合)・・・1分〜。

 

7 リンキング・・・ゲージや付属別付けにより値段が変わる。襟ぐりシングル付け、ダブル付け、袋はさみ込付けなど。

 

8 内職・・・場所によって変動。襟とじ、襟かがり、引込糸始末、まつり、ち編付け、インターシャ留め、スナップ付け、カギホック付けなど。

 

9 釦、釦ホール・・・釦機械付け、セットとも。

 

10 ネーム付け・・・切、り折サイズネームを含めて〜。

 

11 検品・・・ほつれ箇所、糸くず、針がないかチェック。

 

12 仕上げ・・・セットアイロン。たたみ。

 

13 袋詰め・・・下札付け含む。

 

14 荷作、出荷・・・発送に必要な箱、人件費。

 

 

*パターン作成必要な場合別途料金発生。

*柄組を必要とする場合。成形、針柄ジャカード、インターシャなど編方によって変動します。

 

 

 

 


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