ニッティングバードロゴ画像

株式会社大三(福島県)

福島県は伊達市にある「株式会社大三」様を取材させていただきましたので話したいと思います。

 



株式会社大三は福島県伊達市にあるニットの製造、卸、小売業および輸出入業をするニット工場です。昭和42年にメリヤス加工業として設立し、キャリア向けのニット、カットソーが主体のニッターさんです。
三品社長は福島県ニット工業組合の副理事長を務め、「がんばろう福島!GFプロジェクト」の副会長を務めるなどとても勢力的に活動をしています。3ゲージ12ゲージまでの島精機のホールガーメントの機会を使いこなし、幅広いニーズに応えています。また、ニット工場は自動編機の他にも各種ミシン、リンキングミシン、アイロン等も設備しており、95%内製化が進んでおります。製造部門は編み立て、リンキング、縫製すべてに関わり仕事を行っています。

 

 

株式会社大三では他の工場とは違い、新卒の採用を積極的に行い(4年連続新卒を採用)、新しい人材の育成にとても力が入っているようでした。 そのため従業員の半分以上が20代を占めています。ニットを作成する工程において、一から十まで一人の人間が担当できるような人材育成をしています。

今日のアパレル業界は、川上から川下に流れるアパレル特有の分業制が、一つ潰れると連鎖してまた一つ潰れ、残った工場は自分たちで全てをしなければいけないことを余儀なくされています。株式会社大三は人材を育成し、次の世代に技術の継承と工場の若返りを同時に行っています。また、福島ニット組合の仕事として、福島染色工場と一緒に草木染めの企画・作成を行っています。福島の特産物を作るときに不要になった産業廃棄物の桃の種や柿渋の皮などを原料に草木染めとして糸染めを行い、ニット製品として売りだ出すというエコロジーと地域活性化にも貢献してます。

 

コンピューター横編機(島精機製作所製)

SES204CW05(ホールガーメント機) 3G 1台

SES184SW10(ホールガーメント機) 5G 3台

SES184SW12(ホールガーメント機) 7G 3台

SES102FF 7G 4台

SES122FF 12G 6台

SES122S 12G 2台

FIRST184 12G 1台

FIRST124 12G 5台

FIRST184X(ホールガーメント機) 12G 5台

 

縫製機 各種自動ミシン25台、ダイヤルリンキングミシン20台。

仕上げ機 2セット(ホフマン) 中間アイロン2セット。