「禅ニッティング」や「エクストリームニッティング」、「VRニッティング」などニット(編み物)の面白い側面を楽しくおかしく紹介してきたニッティングバードですが、今回ハロウィン企画として「ゾンビニッティング」というムービーを撮りました。
「ゾンビとニット(編み物)」がどのように関係してくるのか?
グロテスクな表現(R指定など)は控えているので是非ご家族で動画をご覧いただけたらと思います。
死んでも編みたい!ゾンビニッティング
実はホラー映画が三度の飯より大好きで、その中でも何故かゾンビにすごい愛着をもっています。
去年亡くなったジョージ・A・ロメロ監督を崇拝していて、1968年の『ナイト・オブ・ザ・リビングデッド』と1978年の『ゾンビ』はオススメしたいゾンビ映画です。
その他ではウォーキング・デッドも全シーズン見てるし、中国のキョンシー「幽幻導師」や「霊幻導師」も大好き。今年爆発的に広がった「カメラを止めるな!」もとても良かった。(ゾンビ映画に入るのか?)
ゾンビゲームのパイオニア「バイオハザード」も全シリーズやっているくらい大好き。
そのくらいホラー映画が好き。いっぱい好き。
ゾンビってなんなの?
ゾンビの基本設定としては、とある研究所で秘密裏に研究していた未知のウィルスが暴走して被験者が死にます。ウィルスの影響で死後、人や動くものを襲うゾンビとして動き始めるというのが鉄板のゾンビ映画です。ウィルスから生まれたゾンビですが、噛まれると感染し、次々とゾンビを増やしていきます。
ゾンビの特徴としてはゆっくりと歩く、目が見えていない音や血の匂いに反応する、人間や生き物を襲い食べるというのがありますね。
最近のゾンビ映画は進化しているので、走るゾンビや、銃を撃つゾンビなどいろんなニュータイプなゾンビが出てきます。
前から思っていたのですが、人を襲おうとしているゾンビの腕に「かせ糸」を持たせるのにちょうどいいのではないでしょうか。
ゾンビは脳死しているので「理性」はありませんが、「愛する者」の前では一瞬だけ理性を取り戻すという
ゾンビ映画の鉄板シチュエーションがあります。
多分僕がゾンビになっても「編み物」と「愛猫」のことは覚えている自信はあります。(多分)
もしもゾンビになったら。
アメリカではゾンビが出た時の救急箱「ゾンビキット」というものが実際に売られています。(ネタとして)
ゾンビ映画好きの人なら「もしも自分がゾンビになったら?」と一度は考えたことがあるのでは。
糸まきまき
ゾンビっていうのは死んでいる状態なので、あまり難しい動作はできません。(という設定)
恐らくは糸を巻こうとしてもうまく巻けないのでは。
ゾンビって編めるの?
糸巻きもできないってことは、「手編み」もうまくできないでしょう。
目が見えないので、編んでいる最中に花瓶を倒してしまう。ドジっ子ですね。
でも何故か、「うで編み(アームニッティング)」なら出来てしまうゾンビ。
指先を動かす手編みは難しいけど腕ならいけるのでしょうか?
罪庫(在庫)の整理
死んだらどうしようもないことってたくさんあるけど、
死んでも「罪庫の整理しないと〜!」とか思って作る作品の糸を選んでいたり。
落語の世界なら死んでも編み物しているゾンビが存在してそうですね。(誰か創作落語作ってください)
来年も何かハロウィン限定の編み物企画を。
コスプレして街に繰り出したり、クラブに行ったりとかは全く思わないけど。
ニット(編み物)を楽しむきっかけや、全然知らない人が知るきっかけになったらと思い今回はハロウィン✖︎ニットでムービーを撮りました。
ニットに関して最高に意味あることと、最高にくだらないことの両極端をしたいといつも思っています。
普段のニッティングバード記事は至って真面目ですので悪しからず。
執筆者 Knittingbird 田沼