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和紙素材で編む夏の編み物①

めっきり暑くなり、ウールなどの糸は触りたくないと思っている人は多いのではないでしょうか。
編み物=冬のイメージだと思いますが、編み物は綿や麻などの春夏糸でも編むことが出来ます。
今の季節にでも編みたくなる「夏の編み物」をご紹介します。

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Leafy-リーフィ-

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今回はパピー毛糸の「Leafy-リーフィ-」を使ってトートバックをつくりました。
針葉樹パルプの和紙を使ったの合太の糸で、単色も段染め薄く光に透けてとてもキレイ。

とても軽く、涼しそうな素材ですので鞄や帽子、コースターなどを作ってみてはどうでしょう。

かぎ針で簡単に編めるトートバック

単色と段染め糸があるため両方の糸を使い、細編みと長編みのみの初心者でも簡単に出来るトートバックを編んでみました。

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トートバックの編む順序

①単色×段染めの2本取りで底の楕円形を細編みで編みます。
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②段染め糸1本で長編みを1段筒状に編む。

③単色糸1本で細編み1段、段染め糸1本で長編みを2段編むを繰り返す。

④最後の段染め1本の段は1段編み、2段目はバックの持ち手部分の穴を空けるため鎖編みをする。3段目は鎖編部分に針を入れて長編みをする。

⑤最終段は単色×段染めの2本取りで縁編みをする。

⑥持ち手の部分を単色糸で縁編みをする。
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以上で完成です。底と縁編みは強度を強くするために2本取りにしています。

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和紙糸はエコロジー素材でもあり、吸湿性や通気性にも優れており、麻のような清涼感もありながら麻糸より軽いという特性も持っています。

さらに手洗いも問題なし、テープヤーンなどと引き揃えて編んでみても面白いかもしれません。

糸名 Leafy-リーフィ-
素材 指定外繊維(和紙)100%
標準状態重量 40g・170m
太さ 合太
適正針 棒針11~13号
かぎ針7~8号

単色は8色、段染め糸は13色(廃盤色も含む)
今回使用したのは単色のパープル(756col)と段染め(729col)です。