方眼のように穴の空いているモノなら何でも編みくるめる「ピクセル編み」
引き抜き編みをするだけで、刺繍のように編めてしまう技法です。
見た目はチェーステッチ(刺繍)のようですが、刺繍より時間がかからず覚えてしまえばとても簡単で、色々なモノにアレンジ出来ます。
ピクセル編みとは??
ピクセル編みは、かぎ針の基本的な編み方くさり編み(穴に通しているので引き抜き編み)を穴空いているところに編みます。
穴が空いていて、逆側から糸をひっかけ引き抜き編みが出来るモノだったらなんでも出来ます。
メッシュの生地はもちろん、カゴや、バスマットなどにも編むことができます。
穴の大きさに合わせて、糸の太さやかぎ針の号数を変えて編んでください。
ピクセル編みのやり方 HOW TO
②穴の逆側から針に糸をかけて(普通の引き抜き編みと違い手前と奥があります)
③手前側に引き抜き戻ります。
これを繰り返すだけで、チェーンステッチのような見た目の「ピクセル編み」が出来上がります。
いろんなものにピクセル編みをしてみました。
メッシュ生地にピクセル編みするのが一番簡単です。
穴が空いている素材は一番編みやすい。
100円均一の透明のバスマットをベースにしてみたりしてもガラッと表情が変わります。
イケアのプラスチック製の椅子にしてみても遊び心があって面白いです。
穴が均等に空いているモノは、一つ一つの穴をドットと考えドット絵として表現しても面白いかもしれません。そう考えると、普通のセーターの柄を考えると同じように表現できそうですね。
ニットは最初から穴が空いている
「編み物」は織の生地とは違い穴が最初から空いているので、比較的「ピクセル編み」がやりやすいです。
編み物に「ピクセル編み」をするとよりチェーステッチやメリヤス刺繍のような見え方になります。
編み組織を理解して、縦方向の編目(ウェール)を一目一目数えて編めば最初から柄として編んだようにとても綺麗な仕上がりになります。
古着のセーターや自分で作ったけど使わなくなった編み物に「シーティングニット」をして簡単なアレンジをしてみてはいかかでしょうか?
ほとんど使わない手袋にファーの糸をシーティングニットしてみました。
こんな感じでちょっとアレンジするだけでたちまちまた使いたくなるかもしれません。