染色工場の倒産により、生産することが不可能になってしまっていた
「アームニッティング」専用の超極太スライバー糸『わくわく』
スライバーの染色ができる工場を探し続け、やっとの思いで再現できる工場に出会いました。
3年ぶりによりふっくらと編みやすくなった毛糸を皆様のもとにお届けします。
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ニッティングバードから「アームニッティング」専用の超極太スライバー糸がリニューアルして帰ってきました。
自分の腕を「棒針」に見立てて編むアームニッティング(うで編み)。覚えてしまえばとても簡単で小さなお子さんも1時間かからないでマフラーやスヌードが編めてしまいます。
わくわくの特徴は、
◯スライバーは糸の元になる原毛の束
◯南米ウールは羊達が生活する環境により、水に強く、空気を含んで軽くつぶれづらい原毛
◯一般的なスライバーとは違い、英式紡績をする中で少しだけ撚りをかけ、染色の段階で軽く縮絨することで、糸として使える高品質なスライバー糸
1玉(約230g)でマフラーやスヌードができます。
マフラーは3目作り目を作って、まっすぐ編んで。
最後に伏せ目にするだけで簡単に出来上がります。
全6色展開
アイスグレー
グレー
イエロー
ペールピンク
ベージュ
ブルー
素材:本体部分, 南米ウール100%
標準状態重量 約230g 約19m(玉)
*製造過程の都合上、重さが前後しやすいのでご了承ください。
参考使用針 棒針 :約25mmもしくは,ゆび編み、うで編み
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ブランケットが作れるお得な6玉セットはこちらから
オリジナルスライバー糸
『ワクワク』ができるまで
羊毛フェルトでお馴染みの糸の元になる原料の束は、「スライバー」と呼ばれています。
ワクワクで使われている「南米ウール原料」は、羊たちの生息する環境により毛のクリンプ(ちぢれ)が強く空気を含む為軽く、保温性があり潰れにくいウールです。
また厳選した原料選別から白度もあります。(羊毛は白以外にも、黄色や灰色など混ざった毛を持つ羊もいる中、白い原毛を選別しています。
色が入った原毛は他の色に染めるために一度ブリーチをして色を抜く加工をしますが、そのような加工は一切していません。
同じようなスライバー糸をメリノウールで作った場合、見た目以上に重く感じてしまい、肩が凝る原因にもなるのであえて「南米ウール」選びました。
そんな珍しい南米ウールのスライバーを愛知の紡績工場で紡績してもらっています。
現在の紡績機のほとんどは生産性の高い仏式紡績が主ですが、世界的にも極めて希少な英式紡績機で少しだけ甘い撚をかけ、糸の特徴を生かしつつ簡単に切れないよう工夫をしています。
アナログな英式紡績機だからこそこの太さのスライバーに撚糸をかけて毛糸としての強度があります。
実は染色工程が一番難しく、そのため倒産してしまった染色工場と同じように再現できる工場を見つけるのはとても困難でした。(実際に同じ機械を持っている染色工場数社にサンプル染色をお願いしましたがどこも切れてしまい実現しませんでした)
スライバーをカセの状態で染めるのはとてもイレギュラーで、
染色したスライバーを使うのは基本的には、
1.元から羊毛の色がついている原毛を使う(色が限られてしまう)
2.トップ染め(ワタ染め)
の2つの選択肢が基本です。
しかしアームニッティングしやすい束感を出して編みやすくするためには、スライバーの状態で染色し、若干縮絨して毛と毛を絡ませる必要があります。(一般的なスライバーそのままでアームニッティングするのはやりづらく、毛玉や毛抜けが出やすい)
今回スライバー染色を再現できた染色工場は日本でも数社しか保有していないとてもレアな「回転バック式染色機」を使っています。
噴射式が30ℓなのに対して、回転バック式は50ℓと大量の染色液を使います。大きな浴槽に、染色液を循環させながらカセ糸をお風呂に入れるようにリラックスさせて染めますので、ムラが少なくふっくらと仕上がります。
さらにこの染色工場独自の工夫で、より自重かからないようにネットをかけて染めることでスライバーが切れるのを防いでいます。
染色後は洗い・脱水・乾燥をしてフワフワなオリジナル糸の完成です。
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詳しい編み方動画をYoutubeに公開しています。
アームニッティング
スヌードの腕編み動画はこちらから
マフラーの腕編み動画はこちらから
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取扱の注意事項
▲デリケートな商品なので、摩擦により毛玉が発生することがありますので、ご了承の上ご購入ください。
▲スライバー毛糸は風合いを重視していますので最初の状態でふっくらとしていますが、時間経過と共に空気中の水分を吸ってしまい縮んでしまいますのでご家庭での洗濯はできません。
▲ドライクリーニングは出来ますが縮んでしまったら元にもどせませんので、除菌・消臭スプレー等をおすすめします。
▲着ている服の素材によっては、毛糸の繊維がくっつきやすくなっていますので。同色系の色味を着る、もしくはくっつきにくいお洋服を選ぶことをおすすめします。
▲自然光で撮影をしていますが、微妙な色合いについてはお使いのディスプレイなどによっては見え方が違う場合が生じます。ご了承ください。
▲摩擦により色の薄い服などに色が移る場合がありますのでご注意ください。
▲直射日光に当たる場所に長期保管していますと、色落ちをする場合がありますのでご注意ください。
▲着用時にアクセサリーなどの引っかかりにご注意ください。