ニッティングバード

ニット専門のウェブマガジン

ニットパーティーvol3 @ニッティンバード新アトリエ

ニッティングバードが蒲生四丁目の新アトリエに引っ越ししました。 アトリエお披露目を兼ねて、2018年11月10日(土)11日(日)に「ニットパーティーvol3」を開催します。 ニットをされている方も、そうでない方も。ニッティングバードが気になっている人は気軽に遊びに来てください。 ニットパーティーってなに? ニッティングバードのニットパーティーは、ニットの交流を目的としたニットイベントです。 普段わからないところを教えてもらったり、編み物を初めてするきっかけとなったり。 持ち込んだ編み物ができる「フリースペース」もあるので、お菓子を持ち寄って初心者か...

金属でも糸を編んだらそれはニットになる

昨今のニット(編み物)は、手編みなどの手芸や身近にあるTシャツやセーターだけでなく、プロダクトやスニーカーに始まり、医療や建築など多岐に渡って「編む」という技術が使われています。 私たちの身近にある自動車やバイクの一部にも、意外と知られていない「編みの技術」が使われています。今回はそんな金属繊維を編んだ「ワイヤーメッシュ」にフォーカスしてニットの可能性に迫っていきます。 メリヤス構造の金属繊維 金属繊維を編み、メリヤス構造の工業製品として多く使われていたのが、石油を精製するのに使う「デミスター」というフィルターです。メリヤス構造は一般的な平織の網のフィルターのように特定の大き...

ゾンビニッティング-死んでも編みたい!-

「禅ニッティング」や「エクストリームニッティング」、「VRニッティング」などニット(編み物)の面白い側面を楽しくおかしく紹介してきたニッティングバードですが、今回ハロウィン企画として「ゾンビニッティング」というムービーを撮りました。 「ゾンビとニット(編み物)」がどのように関係してくるのか? グロテスクな表現(R指定など)は控えているので是非ご家族で動画をご覧いただけたらと思います。 https://youtu.be/jQO58oTQWQU 死んでも編みたい!ゾンビニッティング 実はホラー映画が三度の飯より大好きで、その中でも何故かゾンビにすごい愛着をもっています...

手編みと腕編みのワークショップ@大阪ラ・グランダ・ファミリオ城東店

2018年10月20日自家製オーガニックグラノーラ専門店「ラ・グランダ・ファミリオ」の城東店で手編みのワークショップをします! エスペラント語で「大家族」を意味する「ラ・グランダ・ファミリオ」。食の安心安全を唱え、繋がりの場としても企画運営しています。手芸やファッションとは違った人たちともコミュニケーションが取れると思いますのでワークショップを開催するのがとても楽しみです。是非是非グラノーラを食べるがてら参加ください。 超超極太毛糸を使って腕編み(アームニッティング)で編むマフラー・スヌード ニッティングバードのオリジナル超極太毛糸「わくわ...

うで編みのワークショップ@滝ヶ原フェスティバル vol.4

2018年10月6日7日に、青山ファーマーズマーケットの拠点である石川県小松市の「滝ヶ原ファーム(TAKIGAHARA FARM)」が主催する「滝ヶ原フェスティバル vol.4 Signs of Fall」にてニッティングバードの超極太毛糸「わくわく」を使った、うで編みのワークショップを行います。 北陸は今年1月に石川県のataWにてワークショップをした以来です。石川県自体は初めて。 滝ヶ原ファームは、古民家を改修し誕生したファームハウスです。小松市滝ケ原町の美しい自然に囲まれて、農的生活を探求しています。 【滝ヶ原フェスティバル vol.4 ...

川西阪急イベント「ザ・シーズン」と手編みのワークショップ

2018年9月19日から25日まで川西阪急1Fでのイベント「ザ・シーズン」でオリジナル毛糸の販売とワークショップを行います。 兵庫での糸の販売は去年KIITOで行なわれた素材博覧会以来ですが、ニッティングバードをまだ知らないお客様にお会いできることを楽しみにしていおります。 9月22日と23日の土日はワークショップも行いますので是非よろしくお願いします。 オリジナルリリアン「あのね」を使ったニット帽のワークショップ   ニッティングバードの代名詞的な二重構造のリリアン糸「あのね」。内側がポリエステル糸でふかふかしていて、外側が機械編みで薄手のセーターを編むのに使われる...

新・東京スピニングパーティー2018

2018年9月15日16日にすみだ産業会館8階で行われる、「新・東京スピニングパーティー2018」に初出店します。 東京スピニングパーティーってなに? 東京スピニングパーティーは、日本で唯一の「ファイバーフェスティバル」です。2001年より毎年行われ、糸紡ぎから始め「染め」「織」「編」「組」「縫」などにかかわる人たちの勉強、情報交換・交流と作品発表の場です。 羊などの原毛が取れる原産国では「ファイバーフェスティバル」はとても有名で、毎年新しいものを取り入れ、手芸ファン、クラフトファンに欠かせないイベントになっています。 今年の新・東京スピニングパーティー20...

オーガニックなTシャツヤーン「しっくり」

シャトル織り機から出るふさ耳を再利用したコットンファー糸「どきどき」やニット工場や糸会社の手芸に出回ることが少ない質の高い工業糸の処分糸を回収し新たに生まれ変わらせた「一期一会糸」などオリジナル糸を送り出してきたニッティングバードですが。今回は新しく「オーガニックコットン100%」のTシャツヤーン「しっくり」を発売します。 この「オーガニックコットン100%」の「Tシャツヤーン」は「パノコトレーディング」が普段は廃棄をしている製造過程から出る「丸編の生地端」を提供してもらっています。 「パノコトレーディング」の白井さんが蔵前で行われたニッティングバードのワークショップに参加していた...

モヘアがなくなる?繊維業界の未来はどうなるの?!

「モヘア」がなくなるかも知れない。繊維業界の極々一部でそのような話題が出ました。 この話題の事の発端は、「南アフリカの牧場作業員がヤギを虐待する映像」が出回り大手アパレルのH&MやGAPなどがモヘア素材の使用を中止を表明、ファーストリテイリング社(ユニクロ)も2020年までに中止する方針を決めました。 映像だけが多く拡散され、本当の事実が伝わらずコンプライアンスに厳しく、イメージが悪いならすぐに停止・廃止するということに疑問に思いましたので今回この事件についてまとめてみました。 そもそも「モヘア」って? 獣毛繊維(動物)繊維の一つで、アンゴラ山羊から取れる毛が「モヘ...

繊維を学ぶ「天然繊維」編

ニット(編み物)は糸1本からデザインすることができ、その組み合わせは無限大です。 単に糸1本と言っても、衣服の裏側についている品質表示(デメリット)を見ると様々な種類の繊維が使われていることがわかります。 今回は以前紹介した、羊などの動物繊維を交えつつ「天然繊維」を学んでいきます。 糸の原料の特性を知ることで糸を一番生かせる編み方やデザインを知ることに繋がります。 また、平成30年4月1日より「家庭用品質表示法」が改正され、一部の表記が変更になりましたのでそちらも順を追って説明していきます。 天然繊維の種類 天然繊維は大きく分けて綿などの植物を原料として「植...

TRICOTE-トリコテ-インタヴュー

今回は「ニットの温かさをもっと日常に」そんな想いからはじまったライフスタイルブランド「TRICOTÉ (トリコテ)」のデザイナー魚谷さんにインタヴューをしてきました。 ニットのブランドはたくさんあれど、「ニットの可能性を追求する」ブランドは少ないです。今あなたが「ニット」と聞いて思い浮かべたことは、10年後には全然違うものになっているかもしれません。一見「本当にニットなの?」と思えるようなニットを作ってる「トリコテ」。そんなニットの概念を変えるであろう、「トリコテ」について迫っていきます。 前々から「トリコテ」のニットバックの完成度に感動してとても興味を持っていました。最初に「トリ...